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福島県いわき市の旅 第4弾 その1 炭鉱跡地めぐり [旅行]


ゴールデンウィーク恒例行事、福島県いわき市の旅です。今回も2泊3日の日程ですがハワイアンズには

行きません。元々予定に入れてませんし、まだ賀澤さんのいないハワイアンズに行く気になれませんでした。

といっても行きたい気持ちも芽生えており、ハワイアンズ以外の何かがあれば行きたいと思います。



今回の福島県いわき市の旅は以前から常磐炭鉱跡地を巡ってみたいと思っていました。しかし、当てもなく

彷徨うわけにはいかずどうすればよいのかと調べていたら、いわき市教育委員会のホームページから地図が

ダウンロード出来ることが分かり、これをもとに行ってみることにしました。場所はJR常磐線内郷(うちごう)

駅付近です。





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1の拡大

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まずは1の地図をもとに巡ります。番号順に回りたかったのですが時間がなく、すべてを回ることが出来ません

でした。



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 ⇧は3番の「万石の基礎」。ここは石炭を貨物列車に積む場所で専用の線路が引かれていて横付けしたと

思われます。ここから各地へ運ばれたのでしょう。我神奈川県では平塚市まで運ばれていました。



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 ⇧は10番の「内郷礦選炭場と水中貯炭場」。申し訳ございませんが、漢字が読めません。ここでは大正6年から

昭和40年まで石炭を掘っていました。写真は近くにあるコンビニの駐車場からで、前に水路があり橋を渡って

近づいてみます。



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 ⇧は11番「住吉一坑の坑口と扇風機の上家」の入り口付近。10番の近くから坂を上り行き止まりで車を止め

歩いて行きました。坂を上るとこんな感じです。



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10番、11番ともに近づくことが出来ないようになっています。ですが見学ツアーに参加すれば入れる

みたいですが調べきれませんでした。



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 ⇧は9番の「内郷電車線の橋台」。ここに線路がかけられていました。反対側から見るとこんな感じ。



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9,10,11番は中学校のすぐ近くにあります。日本史の教科書には常磐炭鉱に付いて習うことは

ありませんでしたが、通学路に日本の歴史に大いに関係のあるものに触れることが出来るのは羨ましい限りです。

6番の「町田坑の万石」はすでに取り壊されているので行くことが出来ませんでした。また石碑は時間の都合で

省略しました。



続いてこちらの地図。





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2の拡大

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同じ内郷駅付近ですが、3年前に行った「みろくさわ炭鉱資料館」の周辺でした。

その時の記事はこちら。

http://kimamani-photolife.blog.so-net.ne.jp/2013-05-26

いわき市の常磐炭鉱は今から200年前の文化10年(1813年)に今のいわき市四倉で生まれた

片寄平蔵(かたよせへいぞう)が安政2年(1855年)にみろくさわ炭鉱資料館付近で良質な石炭を発見し、

いわき市の発展につながっていきます。



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 ⇧は1番の「赤レンガのトンネル」。気が生い茂っているので良く見えませんでした。発掘された石炭を積んだ

列車が通っていたようです。また反対側は立ち入り禁止となっており、見ることが出来ませんでした。



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 ⇧は「大山阿夫利大神の碑」。民家の陰にあり見つけるのに苦労しました。説明文をそのまま書きます。


「昭和12年(1937)4月16日磐城神奈川炭礦栃窪坑就業員一同が山神社参道入り口に建立。
この山頂近くに山神社があったが現在神社はない」


神奈川県西部に大山(おおやま)という山があります。山頂には阿夫利神社(あふりじんじゃ)という神社が

あります。大山は富士山同様信仰の対象とされてきました。自分の勝手な予想ですが、神奈川県から炭鉱に

働きに来ていた人たちが安全を祈願して建てたものかもと思っています。真実が分かったら改めて書きたいと

思います。



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 ⇧は「ディーゼルカーの車庫」。炭鉱で働く人たちを乗せる気動車の車庫でした。昭和27年から昭和36年まで

使われていて、現在は企業の倉庫として使われています。道路の横なのでいつでも見ることが出来ますが

中には入れません。黄色の矢印の部分(壁の色が違う部分)から気動車が出入りしていました。



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 ⇧は「赤レンガの煙突とズリ山」。写真は常磐線を渡る橋の上から撮りました。この煙突は明治42年に

造られたもの。当時の記録には高さ168尺(50.82m)、煙突の中の直径8尺5寸(2.57m)。

この煙突も企業の敷地内にあり近づくことはできません。また煙突はこれしか残っていません。いわき市に

残る貴重な炭鉱の遺産を守るには誰も近づけない方が良いのかもしれません。でも間近で見てみたい

気持ちもあります。「ズリ山」は石炭以外の土砂などを積み上げたもので地域によっては「ボタ山」と言います。



地図はもう1枚あるのですが時間が無くなってきたので諦めました。この後はJRいわき駅まで移動し

観光案内所で「いわき うふふ便」というパンフレットをもらいに行きました。



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駅のホームにはE657系ひたちが停車していましたが、



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福島をPRするための特別車両なのでしょうか?乗りたくなりました。

こちらが観光案内所。



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こちらが「いわき うふふ便」。



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この「いわき うふふ便」は去年の秋ごろNHKで元AKB48の秋元才加さんがいわき市を訪れた番組で

紹介されたことで知りました。翌日はこれをもとに行動します。


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コメント 5

だいず

いわき市ご旅行だったのですね。
昔の炭鉱 所々雰囲気残ってますね。
うふふ便…? 気になるぅ~(○´艸`)
by だいず (2016-05-05 21:12) 

hana2016

こんばんは。
福島県いわき市と言えば・・・いわき市誕生前は常磐炭鉱の町であったのですもの。跡地を巡ってみるって、同じく興味があります。
私も昨年の九州では、福岡の飯塚。炭鉱のぼた山はどこ?って探してしまいました。
炭鉱で働く人たちを乗せたディーゼルカーも、60年ほど前まで現役だったはずが…今やどこもかも緑の木々や苔に覆われていて、味わい深いものがありますね。
JR構内の観光案内所は、私も2~3年前に訪ねています。

by hana2016 (2016-05-05 23:15) 

kuwachan

昔の炭鉱がまだ残っているのですね。
こんなにたくさんあるとは思っていなかったです?^^;
by kuwachan (2016-05-05 23:23) 

らる

お天気の良いときで良かったですね.
いわき=炭鉱の町というイメージありませんでした(^^;
by らる (2016-05-06 16:45) 

kick_drive

皆様こんばんは。いつもご訪問、nice!&コメントありがとうございます。



だいずさんへ
連休入ってすぐ行ってたんです。もう少し近づいて見たかったです。
うふふ便思うように動けなかったです。



hana2016さんへ
「黒いダイヤ」と言われた石炭。命がけで掘っても決して暮らしは豊かにはならなかったのでしょうか、夢の跡はなんだか寂しそうでした。
炭鉱跡地がもっといわきの魅力につながっていいのではと思います。



kuwachanさんへ
住宅地のすぐそばにありました。取り壊されてしまった建物に行けなかったのが残念です。安全を祈願した石碑も多くそれだけ炭鉱夫たちは大変は思いだったのでしょう。命と引き換えかもしれませんね。



らるさんへ
気持ちの良い青空でした。炭鉱は夕張の方が有名ですね。実はいわきでは〇✖も発見されているんです。「〇✖」はまた来年。
by kick_drive (2016-05-06 23:11) 

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